#198 宮本英俊

こんにちは。2011年当時小1の息子が田園に入部、2年間お世話になりました。私もコーチとして2年間勉強させていただきました。2013年にインドネシアに転勤、ジャカルタのジュニアチームで4年間ラグビーを続けました。田園でラグビーを始めた息子はこの4月に中1となり、家族だけ日本に帰国、世田谷の千歳中学でラグビーを続けております。息子は今でも当時の田園仲間と交流があり仲良くしていただいております。

さてインドネシアのラグビー事情を少しお話いたします。インドネシアは人口24千万人世界4位の人口です。インドネシアのラグビー人口は約1,000人でインドネシア代表の世界ランクは103か国中99位のラグビー後進国です。

2013年赴任当時、ジャカルタにジュニアラグビーチームは欧米人(主にオーストラリア人)主催のKomodo Juniorしかなく、インドネシア人や息子を含めた4人の日本人もこのチームに参加して活動していました。このチームは欧米人主催のチームなので当然言語はすべて英語。日本の子供達やインドネシア人は言葉が通じず練習で名前すら覚えてもらえませんでした。悪気はないのですが結果的に仲間外れみたいになっていました。また他にチームがないので対外試合ができず1年間を通して練習だけの活動でした。年1回の海外遠征(シンガポール、マレーシア、バンコク)が唯一の試合の機会です。日本人の子供達もこの遠征に参加し試合にも出ました。最初はアタックではボールを回してもらえず立っているだけ。でも敵ボールになると参加できます。タックルです。その試合での彼らの勇気あるタックル!タックル、タックルの連続でチームを救いました。そうするとアタックでも味方からボールを回してもらえるようになり、活躍してチームが勝利しました。結果チームメイトはもとより欧米人の父兄も日本人選手の名前を憶え、呼び叫び、応援、熱狂して称賛してくれました。試合に勝って笑い歓び、負ければ一緒に悔し泣き。彼らがチームの仲間として認められた瞬間でした。言葉は通じない、足が速いわけでもない、パスがうまいわけでもない、でも体を張ったタックルひとつでチームメイトに認められる。ラグビーというのは何と単純で素晴らしいスポーツなのだと感動しました。田園で学んだタックルは世界で通用します。

(左)シンガポール大会写真、(右)バンコク大会写真

 

しかしどうしても欧米人チームに入れない日本人児童が数人おり、20148月に日本人ジュニアチームJJRGJakarta Japan Rugby Gira)ジュニアを設立、9人の子供でスタートしました。20154月には元日本代表の松尾勝博氏と箕内拓郎氏がボランティアでラグビー体験教室を開催してくださいました。9月、10月のワールドカップでの日本代表の活躍もあり部員が増え、20179月現在約40名の子供達が毎週土曜日楕円球で汗を流しています。

JJRGジュニア写真

 

現在ジャカルタのジュニアチームはKomodosJJRGジュニアの2チームですが、昨年からインドネシアラグビー協会が普及活動を行い、ジョグジャカルタ、ボジョネゴロ、バリにジュニアチームが発足。

この923日、24日にはバリ島で海外からはシンガポール、タイ、東ティモール、オーストラリアのジュニアチームを招いて、国内からは上記4チームが参加して、インドネシア初のジュニア大会「BALI JUNIOR RUGBY TOUNAMENT」が開催されました。JJRGジュニアは日本人学校の運動会と重なり今年不参加。来年は参加予定です。

いつか田園ラグビースクールも参加して欲しいです。

BALI JUNIOR RUGBY TOUNAMENT写真

 

201712月には、毎年アジアで開催される日本人駐在員大会「Asian Japanese Rugby Cup」(東南アジアの駐在員約300名、15チームが参加)の20周年記念イベントとして「Asian Japanese Junior Rugby Cup」が初めてのジュニア大会としてバンコクで開催されます。アジア各国の駐在員子弟約120名が参加予定です。日本のラグビースクール経験者、未経験者も参加して楽しいイベントになると思います。

最後にラグビーは世界共通言語です。どこの国に行っても日本人に限らずラグビー経験者、ラグビー好きはたくさんいて、すぐに友達になります。大人も子供もそうです。

息子は、田園スクールで始めたラグビーを通じてたくさんの友達ができました。本当に感謝しています。東南アジアの地から田園ラグビースクールの今後の発展を祈念いたします。