田園ラグビースクールのみなさん、2017年4月から台湾支部を担当しています中山です。

私が田園RSの在籍したのはわずか4年(DMM3年、DJ1年)ですので、今のスクール生のみなさんどころかコーチの中でも私のことをご存じなのは極少数かと思います。とても短い間でしたが単にコーチをさせて頂いただけではなく、色々なことをスクール生からも教えてもらった4年間には今でもとても感謝しています。

さて、今日は私が今住んでいる台湾のラグビー事情をお話したいと思います。

台湾のスポーツといいますと、やはり日本やアメリカでプレーするプロ選手もいる「野球」、そして「バスケットボール」でしょうか。そのような中でラグビーはメジャースポーツではありませんが、一部で根強い人気を誇っており、台北市内にも芝のラグビー場が3面もあるほどです。歴史は日本統治時代に日本人もしくは日本に留学していた台湾人が持ち込んだとも言われているものの定かではないようです。ただ、いずれにしても日本がかかわっているのは間違いなさそうですね。

歴史が浅く、あまり強そうなイメージが無いかもしれませんが、なんと台北にある建国中高(学業でも台湾一の名門高校です)は日本統治時代に2度、日本の全国高校ラグビー大会で優勝している名門高校なのです。芝の校庭にはラグビーポールがそびえ立ち、ラグビー部員以外も体育でラグビーに接するそうです。後述しますが、私の所属する「ファイブウッズ」というラグビーチームもたまに彼らと試合をすることがあるのですが、強いのはもちろん、田園RSのみなさんに負けないくらい生徒はみな礼儀正しく、プレーもフェアで非常に好青年ぞろい、とても気持ちのいいチームです。

さて、私が所属するファイブウッズ(Five Woods)というチームについても少しご紹介しておきます。活動は台湾北部に位置する最大都市「台北」、そこにラグビー場があり週末活動しています。仕事などで来ている日本人メンバーが大多数ですが、先ほど紹介した台湾大学や建国高校ラグビー部など地元の台湾人ラガーマン(とても運動能力が高く、何より我々同様ラグビーが大好きな面々)も参加してくれています。特色は日本人、台湾人ともに社会人になって初めてラグビーをするという初心者がいること。そういう人々にも決して門を閉ざさない素晴らしいチーム文化がラグビーらしく気に入っています。あと部歌があり、部員が集まるとところ構わず歌います(笑)とても仲の良いチームで雰囲気も最高です。

中東、米国、台湾とこれで3回目の海外駐在、そのすべての土地で現地のラグビーに触れてきました。振り返ってみると、その中で共通して言えることがあるんです。そしてそれは同時に「ラグビーを続けてきて何より良かった」と思えることでもあります。それは、「『ラグビー』という共通の言葉さえ持っていれば、世界中どこに行っても必ず仲間がいる」ということ。「そしてその仲間たちがかならずあたたかく迎えてくれること」。きっと人類が宇宙に住むようになっても、きっとラグビーだけは変わらずこの素晴らしい文化で仲間を迎えてくれるんじゃないでしょうか。

 

中山 晴(#125)